エボラ出血熱 死者500人超える
NHK NEWweb西版より
アフリカの3つの国で感染が拡大しているエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は11日、死者が500人を超えたことを明らかにし、さらなる感染の拡大が懸念されています。
西アフリカのギニアでことし3月に流行が始まったエボラ出血熱について、WHOの報道官が11日、スイスのジュネーブで記者会見し、感染した人や感染が疑われる患者がこれまでに888人に上り、このうち539人の死亡が確認されたことを明らかにしました。
また、ギニアでは新たに感染が確認されるケースは減っている一方で、隣国のリベリアやシエラレオネでは患者が急増しているとしていて、さらなる感染の拡大が懸念されています。
このうちシエラレオネでは、国際的なNGO「国境なき医師団」の医師らが、患者が集中する東部のカイラフンに治療拠点を設置し、この2週間ですでに70人を超える患者の治療を行っていて、患者の増加に伴いベッド数を2倍に増やしたということです。
さらに国境なき医師団は、住民に対して患者への接触を控えるとともに、症状が現れた場合には速やかに診察を受けるよう呼びかけています。
治療に当たっているスタッフの1人は「より多くの専門家や医療スタッフが必要だ」と述べ、感染の拡大を防ぐために国際社会からのさらなる支援を訴えています。
私たちには何ができるのだろうか? SoulTools Master
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西アフリカのギニアでことし3月に流行が始まったエボラ出血熱について、WHOの報道官が11日、スイスのジュネーブで記者会見し、感染した人や感染が疑われる患者がこれまでに888人に上り、このうち539人の死亡が確認されたことを明らかにしました。
また、ギニアでは新たに感染が確認されるケースは減っている一方で、隣国のリベリアやシエラレオネでは患者が急増しているとしていて、さらなる感染の拡大が懸念されています。
このうちシエラレオネでは、国際的なNGO「国境なき医師団」の医師らが、患者が集中する東部のカイラフンに治療拠点を設置し、この2週間ですでに70人を超える患者の治療を行っていて、患者の増加に伴いベッド数を2倍に増やしたということです。
さらに国境なき医師団は、住民に対して患者への接触を控えるとともに、症状が現れた場合には速やかに診察を受けるよう呼びかけています。
治療に当たっているスタッフの1人は「より多くの専門家や医療スタッフが必要だ」と述べ、感染の拡大を防ぐために国際社会からのさらなる支援を訴えています。
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