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■実施日2009年4月5日
ずいぶん温かくなってきましたので空調関係のメンテナンスをと思い点検することにしました。

とは言いましても実はマップランプのLED化をしようとして偶然発見した室内温度センサー!よ~く見るとかなり汚れが...
これが埃まみれのセンサーですが二極の先端に黒く丸い物体がセンサー部です。
いつものように見なかったことにしようか?!と悪魔の囁きも聞こえましたが、たまに現れる責任感とやらで、これは放置する訳にはいかん!と実行してみました^^;
みなさんのZも一度点検されると良いかもですね。
Z32のマップランプはマイナスドライバーで浮かせばかんたんに外れますのでその作業は割愛させていただきますね^^
ここのメンテナンスをした事がない車両は外せば何やら埃まみれの物体が見えるはずなので確認できます。それがZ32の空調システムを管理する室内温度センサーで取り外しはプラスドライバー1本で2本のビスを緩めるだけでセンサー前部にひとつ。
そしてセンサー後部にももうひとつあり合計2本のビスで固定されています。
取り外したビスはこのようにデリケートなパーツであるセンサーを走行時の振動の影響を和らげるように免震の為のゴム製のスペーサーを介して固定されてます。
これで完全にセンサーユニットが外れましたのであとはカプラーを外すのみ、精密部品なのでお手柔らかに^^
取り外したユニットのインペラー部です。おそらくイグニッションキーをACCまでひねった時点で内部の小さなプロペラが始動しセンサー部に室内の空気を吸引誘導して流れる空気の温度を感知しているようです。
しかしこのインペラーの吸引力は非常に弱く運転席と助手席の丁度頭部あたりのわずかなエリアの空気を感知することしか出来ないでしょうし、これ程ひどく汚れてしまったものは正常に役割を果たしているのか信用性に欠けますね^^;
汚れたセンサーを清掃する為ボクが用意したのはこれ!
近々ショップ内での販売も予定しているのですが、自動車や自転車、機械などさまざまなメンテナンスで非常に役に立つブラシセットの一番小さいサイズです。
部品をキズ着けないように気を配りながら一番小さいチューブ用ナイロンブラシで全体の汚れを慎重に落とします。
見違えるほど綺麗になりましたが、一番上の画像と見比べてもらえれば解ると思いますが作業途中に取り込んだ空気をセンサーに効率よく誘導するために設けられたスポンジ製のセパレーターが劣化していたのでしょう、形も無く無残にポロポロと消え去りました(涙
ボクの場合は運良く在庫があったので隙間テープでセパレーターを再生しました。何とかなるもんですね。
後は元通りに組み付ければ完成です。
画像では見難いでしょうがカプラーの配線をつなぎACCをONにするとインペラーが元気良く回転したのを確認し元通りに組み付け完成しました^^


今回の作業は偶然にも発見した室内温度センサーを分解整備しましたが、これは特にエアコンの効きが悪いと定評のZ32にとっては非常に簡単で価値のある作業だったかも知れません。
現在ボクのZは復活作業中なので余程の事が無い限り出動することはありませんが夏場のメンテナンス時にエアコンの効き具合を確認してみたいと思います。




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