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■BB(カップ&コーン)を外そう♪

20年モノのクランク(シマノDEOLE)もなんとか無事取り外せたのでいよいよアラヤ・オリジナルの防水BBを外します。マディフォックスに装着されているBBは当時新家工業が独自に開発したとされる防水型のBBですが僕も、何処までが本当の話なのかは知りませんので、もし事実をご存知の方がいらっしゃったら是非ご連絡ください。
先ずは左ワンから外します。用意する工具はこんな感じですね。
パークツールで言うHCW-5フック×スパナタイプのロックリング回しとSPA-1C(グリーン)3ピースクランクのワン調整用ピンスパナでホーザンならC-205 S形ヘッドまわしです。
使用方法は至って簡単ですが!この作業は慎重に慎重を要する緊張の作業です。左ワンのロックリングは正ネジなのでペダリング時に緩む方向へと力がかかることから特に頑丈に締め込まれています。
それに工具の形状からもわかるようにロックリングのわずかな溝に引っ掛けて強力なトルクで緩めるため、わずかな気の緩みや手のブレで工具を滑らせ溝をナメてしまう可能性があるからです。


ここでKino師匠からボクに選手交代の伝令が...(汗

画像の丸く囲った部分を見てお解りでしょうか?
そう、悪い例を実践してしまいました。横でカメラを構えた師匠の存在に緊張の余り力んでしまい見事滑らせてしまいました・・・トホホ(TT)

しかし!みなさんはあきらめないで下さい!こうならない為にお奨めの工具がホーザンのC-203両口ヘッドまわし(ロックリングプライヤー)です\(^o^)/
ですが、こんなことでは凹んでいられません^^;
全ては自分の為、このマディフォックスをまた新車のように仕上げ乗り回したい!と言う強い気持ちを取り直し...たフリをしてですが^^;
かなり凹んでますハイ
ですが何とかできました!再度冷静にチャレンジした結果、見事ロックリングを無事外すことができました!自分で外した者にしか味わえない感動です!\(^o^)/(チョット大げさですが)
さ~て次はいよいよ左ハンガーワンです。ここはクイっと力を入れてやれば意外と簡単に初動があり緩んだのであとはそのままクルクルっと^^
そして遂に外れました約20年ぶりの初対面です!(笑)
グリスはちゃんと残っていましたし異物の混入や金属片なども無さそうですが、ベアリング・ボールとリテーナーの内側のグリスはやや怪しい色に変色していますね^^;
この謎は後にBBのメンテナンスで公表いたします。お楽しみに^^
左ハンガーワンが無事外れましたので...穴があったら見たくなる!やはり俺は男でした!(爆)
覗いてみると向こう側には右ハンガーワンのタマタマが見えますね。では次は右ハンガーワンにまいりましょう♪
こちらが取り残された右ワンちゃんです。ARAYAの誇らしげな刻印が見えますね^^
そしていよいよネジ界の反逆児こと逆ネジの右ワン外しはこの工具!ホーザンの右ハンガーワンまわしC-358カップ&コーンタイプのボトムブラケット(BB)の右ハンガーワン着脱専用工具です。スパナ式と異なり右ワンをフレームの左右からはさんで回しますので、安全に確実な締め付けが可能です^^
このようにフレームの左右からはさんでセットしハンドルが勢いで抜けないようにアーレンキーレンチでしっかり固定し時計方向に回すと緩みます。
この方法が自転車本体を傷つけることもなく最も安全確実ではないでしょうか^^
左ワンの苦労は何だったんだろう?って感じの右ワン外しでしたね。
やはり良い仕事は良い工具からです!良い工具は良い仕事しますね♪^^
これでカップ&コーンタイプのARAYAマディフォックスのBB外しは完了です^^
左ワンでは、やや手こずったものの右ワンは比較的確実な作業ができたと思います。レストア完成までに今回のBBはキッチリオーバーホールしておきましょう♪カップ&コーンタイプのBBの球当たりの調整にはそれなりの熟練した技術が必要ですが、自分で追求する楽しみもあるんですよ!完璧に調整したBBは指先でつまんでシャフトを回すと全くゴリゴリ感が無く独特の『ヌルゥ~』っとした触感があるんです^^




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