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実はボクのスターワゴンは純正グリルガードから画像のKORPのアルミ製グリルガードに換装てから非常時のけん引フックが無くなっています。 遠出もも多く前々から気になっていたので重い腰を上げ自作することにしました。 |
先ずは、純正グリルガードの元のボルト穴の寸法を採寸し必要な材料を高速切断機で切り出します。 |
フラットバーとアングルから切り出した部材でアングルよりフラットバーの巾を約8ミリ多めに切り出しました。 構想としてはフラットバーをベースにLアングルを溶接しシャックルを取り付けるのですが、フラットバーの巾をやや広く取ることで溶接の乗りしろを稼ぎたかったからです。 |
溶接の下地造りでフラットバー、Lアングル共に錆止め塗装剥離し、生地鉄の黒皮を研磨し下地を出します。これは溶接の肝です! |
タッピングボール盤で穴あけも済ませ溶接前に仮組みしてみました。 |
溶接中の画像は撮り忘れましたが、一応完了です。各端々は大きめにベースを切り出したお陰でたっぷりと溶接盛りができました。 |
不要な溶接痕をディスクグラインダーを用いて研磨します。 クラックに見えてしまいますが、これは溶接盛りの段差が生じたもので問題は無いでしょう。肝心なLアングルとベースとの隙間は完全に埋まっております。(1.1kg石頭ハンマーで強打ましたがへっちゃらでした^^) |
各角の面取りと研磨も一通り完了の域まで達成です。次にベース側に車体と取り付け用のボルト穴をあけます。ついでに、せっかくここまで仕上げると溶接段差が気になってしかたないのでハンダを埋め込むことにしました。 |
前記同様ボール盤で穴あけ後、用意したハンダとガストーチです。これでチンチン炙りハンダを溶かし込みました。 これは思ったより難易度が高く感をつかむまで相当時間がかかりました。 よって当然ですが作業時の画像はございません(汗 |
ハンダ溶かし込み後、再研磨しました。近くで見るとハンダ部と鉄部に色の違いが有り一目でわかりますが塗装仕上げするので問題無しです。 |
アルミ脚立を利用し下地の錆止め塗装をマイガレージの極上塗装ブースで...(笑 |
錆止めの乾燥期間の1週間放置後、仕上げ塗装の下地としてサフェーサー処理です |
1週間乾燥後大好きなNISSANNのレッドを塗装し更に1週間乾燥 |
そしていよいよ取り付けていきます。 まずは車体側の目ネジをタップでさらいます。方法は『リーフストッパー取り付け』を参考に^^ そしてボルト穴の位置もバッチリ!良い感じ! |
さらに在庫のねじ込みシャックルを取り付け完成です。 ここで追記しておきたいのがこのねじ込みシャックル、手締め程度では振動などで必ずと言って良いほど緩みます。なのでシノやシノ付きのラチェットレンチの柄の部分などでしっかりと締め込んでおきます。 「お~っ締まったな!」って感覚で十分実感できます。 そうすることでシャックルはまず緩むことはありません。 |
今回は目前の遠征に間に合わせなければいけなかったのですが、自作牽引フックがどうにかこうにか完成しました。
ボクにとっては存在感もありなかなかの上出来です。
それより何より今までは不動状態になった場合フロント側からの牽引が出来ない状態だったのですが、これでその不安も解消いたしました。
思考錯誤の工作って楽しいですね。これからも改善改良をしながらデリカライフを楽しんで行きたいと思います。